公開日時:2017年6月2日 最終更新日:2018年9月28日
こんにちは。
HIKKUです。
今回はワーキングホリデーでオーストラリアに来ている人にとって、生活を左右しかねない車の買い方をご紹介します。
日本を出る前に国際免許証を取得したものの、オーストラリアでレンタカーを借りることはあっても買うことはないだろうと思っていました。
だって日本で車買おうと思ったら手続きがかなり面倒だし、中古車の価格なんて知らないし、どうせ高いんだろうと思っていたからです。
じゃあ実際オーストラリアではどうなのか?
早速見ていきましょう。
目次
オーストラリアで車を購入
まず今回は前提として各州共通の「車の買い方」についてご紹介します。
今回使うサイトはオーストラリアではおなじみの「Gum tree」です。
まずはGum treeホームページへ行きます。
まずは会員登録をしてしまいましょう。とっても簡単です。
会員登録の仕方
画面上部にあるRegisterボタンをクリック。
上から
・e-mail アドレス
・ユーザーネーム
・パスワード
・パスワード確認
これを入力してRegisterをクリック。次のページに進むとアクティベートを完了させてくださいというメッセージが出てきます。
このようなメールが送られてくるのでActivate Accountボタンをクリックして登録は完了。
車の探し方
画面上部のCars & Vehiclesを押します。
このような画面が出てくるのでまずは自分の条件に合うような車を探すためにそれぞれ記入していきます。
では例として
・Make: TOYOTA
・Price to Max: $2500
・Place: Melbourne
で探してみましょう。上図のそれぞれに記入してView … Carsを押します。
すると、358件の車がヒットしました。
ここから探していきます。
ただこれだと$2500以下のメルボルン地域のToyotaの車が全て出てきてしまっているので、もう少し絞ろうと思います。
画面左部にあるFilter & Refineのところより、自分がほしい車の条件を入力していきます。
まずはPlaceをもっと絞っていきましょう。
後で説明しますが、インスぺ(inspection)いわゆる下見をしに行く際に、誰か送ってくれればいいのですが、自分で行かないといけない場合大変なので、まずは自分の住んでいる場所の近くで探してみる、など自分の中で条件を絞っていき、徐々に範囲を広げていった方が自分に合った車が見つかりやすいと思います。
では話を戻します。
PlaceでMelbourne Cityまで範囲を狭めました。
すると条件に合う車が28件まで絞れました。
これで自分のいいと思う車が見つからなければ、いろんな条件で探してみてください。
きっといい車が見つかると思います。
まあ今回はあくまで買い方についてなので、一番上にあるToyota soarer $2500にしてみたいと思います。この車をクリック。
上図のような画面が出てきました。(*住所と名前は伏せておきます。)
住所は正確なものを書いている人から、だいたいの場所しか書いてない人もいますのでそこは直接聞いてください。
Seller’s description(内容)は様々なので、確認してください。
だいたいの人は故障しているところがあれば書いていますが、中には書いていない人もいるのでインスぺの際にしっかりと確認してください。
下記に僕が思うチェックポイントを書いておくのでわからない方は参考にしてみてください。
ではこの車の主に連絡をしてみたいと思います。
チェックすべきはこの2点。
「Send massage」,「phone number」
ここで注意すべきは、もしphone numberが掲載してあれば、必ず携帯からテキストメッセージを送ること。
Send massageを使って送っても良いのですが、返信率が大分変わります。みんな忙しいのでサイト確認するより、携帯に直接連絡くれた方が連絡取りやすいですもんね。
この番号を確認するために、最初の会員登録が必要になります。
もし番号がなければSend messageから送ってください。
送る内容は、
「ガムツリーで車見たんだけど、インスぺさせてくれないか?」
みたいなこと書いて送ればだいたい返信が返ってきます。
もしそこで「もう他に買い手が見つかった。」もしくは返信がない等であれば次を探します。
もしOKであれば日時と場所を教えてもらって現地に向かいます。
たまにこちらまで来てくれる優しい人もいます。
インスぺチェックポイント
インスぺをしに来たら試乗させてもらいましょう。
- ブレーキ、アクセルがしっかり効くか
- MT車であればクラッチがしっかり入るか
- エンジンから変な音がしないか
- 100㎞/h以上出るか(目安として)
- スピードを上げた時に焦げ臭いにおいがしないか
- ブレーキランプ、方向指示器が作動しているか
- クーラー、ラジオ等車内装備が作動するか
- 窓が開くか
- 鍵が閉まるか
- ウォッシャー液が出るか
- ミラーが動くか
- スペアタイヤがあるか
とりあえずこれだけチェックしたら問題ないかなと思います。
もちろん他にもチェックすべき点はいくつかありますが、車の知識があまりない人はこのくらいでいいと思います。
中には、こんなの当たり前だろと思う方もいるかもしれませんが、オーストラリアでは走行距離40万50万㎞越えの車もあるので注意が必要です。
試乗が終わり、車に問題がないのであれば購入です。
車購入
オーストラリアでの車の購入方法はかなり簡単です。
試乗に行ってこの車でOKと思ったら、あとはお金を渡して、車のカギと車の書類を貰って乗って帰るだけ。
ね?めちゃめちゃ簡単でしょ?
車購入後の手続き
車購入後に少しだけ手続きが必要です。
車購入後1~2週間以内にトランスポート(タスマニアの場合は役場)に行って名義変更の手続きを行います。
これは売主と一緒に行ってもOKですし、別々で行ってもOKです。
ただ別々で行く場合必要書類に相手に先に記入してもらう必要があります。
州によってフォームは変わるかもしれません(上図はタスマニアのもの)。
これを埋めて役場に持っていき、パスポートと運転免許証(オーストラリアで有効なもの)を持っていけばOKです。
*州によってはRWC(車検みたいなもの)やクレジットカード、住所が証明できるものなど必要書類が別途あるかもしれないので役場で聞いてみてください。
手続き自体は5分とかかりません。
これまた州によって変わりますが、タスマニアの名義変更手数料は$50くらいです。
これで車探しから購入、購入後の手続きは一通り終了です。
オーストラリアのカーライフを存分に楽しんでください。
番外編
レジストレーション(REGO)に関して
これがレジです。
名義変更手続きの際にこれの新しい用紙がもらえます。
オーストラリアではレジは車にかける生命保険みたいなものです。
レジが切れているとその車を運転してはいけません。
レジ登録があると事故をした際に対人に対して保険がおります。なのでオーストラリアで対人に関する保険を掛ける必要はありません。(レジがすでに対人の保険だから)
レジナンバー=車のナンバープレートと覚えておきましょう。
レジは半年or1年でかけることができます。
料金も車種によるとは思いますが、半年で$300、1年で$600くらいです。
1カ月とかはないので(他の州は知りません)車を購入する際、レジが残ってる車を買った方がお得だと思います(車を売る方もレジの残りの期間を鑑みて値段を決めているので何とも言えませんが)。
レジ切れの車を購入する際はこの値段もプラスしないといけないことを覚えておいてください。
対物保険(任意)とロードサービスに関して
これは自分の身を守るためにも入っておいた方がいい、というものです。
どちらも任意なので加入しなくても大丈夫。
対物保険とは事故を起こしたときにおりる保険のことです。
ワーキングホリデーで多いのはサードパーティーという相手の物損に対してのみおりる保険です。
(事故して自分の車が壊れたら、、、諦めます泣)
できるだけ資金は抑えたいという方におすすめです。
ロードサービスは日本でいうところのJAFですね。車が故障した時のレッカー費用などが無料になったりします。
友人から教えてもらった話ですが、オーストラリアでロードサービスに加入しなくても、もしJAFのカードを持っていればそれはオーストラリアでも使えるということ。
意外とみんな知らない(実際僕も知らなかった)ことなので、覚えておくと友達に自慢できます。(笑)
僕はどちらもRACTにて加入しました。(州によってロードサービスの会社は違います)
サードパーティーで約$150/年、ロードサービス(二つプランがあっていい方)で約$180/年、計$330くらいでした。
対物保険は銀行やColesなどでも加入できるみたいですが、ロードサービスと一緒に加入できるならそっちの方が手続きが簡単。
これで車の探し方~購入~手続き、は以上です。
オーストラリアのスピード違反について
僕はオーストラリアで何度かスピード違反で罰金を払いました。オーストラリアの罰金の額はけっこうえげつないです。
オービスは少しでも超えていたら反応して通知が来ます。
またオーストラリアではスピード違反の罰金にはルールがあります。
それは個人と法人で罰金の額が違い、法人登録の車でスピード違反をしてしまうと、個人で所有している車で払う罰金の5倍の額を払わなければならないということです。
例えばオーストラリアでドライバーとして働いている人も多いと思いますが、ドライバーは基本社用車を使うと思うので、その場合は5倍の料金の請求が来ます。
ちなみに↑の写真は僕がメルボルンの中古車屋で働いていた時に、店のオーナーが受けていた罰金です。
$3,109・・・
スピード違反でこれはえぐい。。
個人でもスピード違反の罰金は高いので、オーストラリアで車に乗る人は気を付けてください。
<補足>
もしドライバーとして5倍の額を請求された場合、回避できる裏技があります。
それは会社から、罰金を払う機関に対して、当時乗っていた車に関しては仕事ではなく、プライベート用だと申し立ててもらうことで、個人用の罰金で済む場合があるので、もしそんな場面に出くわしたら、オーナーに頼んでみるといいですよ!
僕の車の話
僕はタスマニアで$900の車を買いました。1994年のカムリワゴンです。
購入当時は39万㎞以上走っていました。
・購入してから2週間後、ボンネットから煙が出てきました。原因は冷却水がどこからか漏れておりオーバーヒートしたこと。水を足してごまかしました。
・道路走行中、タイヤがパンク。近くのスーパーでオージーのおじさんが助けてくれました。
・坂道で70㎞以上でなくなり、渋滞を作りました。スパークプラグが壊れてました。僕の友達の車は50㎞以上でなくてもっと長い渋滞を作っていました。
・後ろのブレーキランプがつかなくなりました。
・方向指示器もつかなくなりました。
・車の後ろから突如変なワイヤーが出てきてテープを巻いてごまかしました。
・エンストもよくして何度もみんなに助けてもらいました。
・ガソリンがなくなって動かなくなって、トイレ我慢できずタスマニアで野糞しました。
・みんなの足になりました。
・一人で夜ドライブして獣を3匹引きました。ごめんなさい。
・タスマニアのほとんどの観光名所回りました。
・タスマニアで免停になりました。スピード違反です。
・駐禁にも3回くらい引っかかりました。駐車場標記難しいです。罰金はすべてネットで払えます。
・カムリワゴンに半年間お世話になって?いや、お世話してあげて$550で売れました。
半年でしたが、車の知識も増え、様々な冒険を共にし、僕のタスマニアライフを充実したものにしてくれたのは間違いなくこの車でした。
手放すときは涙は出ませんでした。案外高く売れて喜びました。
あえて安い車を買って冒険してみるのもワーホリならではの経験かもしれません。
オーストラリアで生活するなら車を買うことをおすすめします。