会社を辞めてなぜ海外に行こうと思ったか?海外に住んでみて感じた日本と海外の違い

日本に帰ってきてから約2週間が経ちました。

ワーキングホリデーに行くと決めて、当初は2年間を予定していましたが、途中何度も考えが変わり結局のところ約1年4ヶ月の海外生活を送りました。

その海外生活を終えて僕がいま思うことを備忘録的に書いておこうと思います。
もしこれから海外に行きたいと思っている、もしくは行く予定だ、という人はこんなやつもいるんだな、みたいな感じで見てくれたらいいと思います。

海外に行こうと思った理由

まずなぜ僕が海外に行こうと思ったか。
僕のこれまでの簡単な経歴とともに紹介しようと思います。

1989年~誕生

小学校時代~
金曜ロードショーが好きで特に洋画が好きだった。


中学時代~
英語を覚え始めた。


高校時代~
ひたすらバスケをしていた。洋画は相変わらず好き。このころハマったのがホラー映画で、SAWのようなグロテスク系を見ていたらホラー映画があまり怖いと思わなくなって、どうしたらホラー映画を怖いと思いながら見れるだろうと色々研究する。←アホ

結果、深夜2時頃、自分の家以外の狭い部屋でドアを背にして部屋を暗くして、1人で小さいテレビの前でいいヘッドホンでホラー映画を見る。そうすることであまり怖くないホラー映画ですらも背後を気にしながらビビりながら見ることが出来る。←これはマジでけっこう怖い。


予備校時代~
文系ながらも英語は苦手で数学は得意。この頃からだと思うが、ちょっとずつ海外に興味を持ち始める。


大学時代~
大学3回生の頃に4回生の秋にアメリカに留学しようと計画を立て始める。
ECCに通ったりしてみる。確か週1で2か月くらい。
4回生の春、この頃には残るはゼミの単位のみ。キャリアセンターにも行き、ゼミの先生にも相談し、秋の単位あげるよと言われ、4回生の6月くらいに申し込みをしに行く。この頃就職決まっている。

実はこの年からゼミの単位の制度が変わっており、秋に出席しないと単位貰えないと初めて知る。先生もこのこと把握していなかった。。。
留学したら卒業が遅れる&再度就活しないといけなくなる。
申し込みに行ってあと2時間以内に答えを出してくれと言われ、ここに来てまさかの留学を断念。


社会人時代~
商社に入る。社会人2年目に人生初海外、初海外出張でロシアのウラジオストックに行く。パスポートの1ページ目がロシアのビザでスタート。←なかなかレア

初めての海外、初めての景色、初めての体験に海外行きたい欲再燃。
会社はいたってホワイトだったが、3年目に会社を辞めて海外に行くことを決意。

【迷ったらやる、やらずに後悔ならやって後悔】という自分の信念のもと、やっても絶対に後悔はしないという謎の確信をもって会社を3年で退職。


結局なんで行こうと思ったか~
洋画が好きでハリウッドに憧れていた。といってもただ行ってみたかった。初めて海外に行ったときに、ただ単に海外での生活がしてみたい。外国人とコミュニケーションが取れるってかっこいい。ロシアの人がみな美人過ぎてロシア語を学びたい。まあまずは英語から。

理由なんて確かこんな感じだったと思います。
出張からの帰国後、すぐに本屋さんに行ってロシア語の参考書を買いましたが、アルファベットで心が折れました( ゚Д゚)

渡航から帰国までの流れ

社会人3年目の9月頃、フィリピンかフィジーかどっちに行こうか迷う。とりあえずフィジー留学の話を聞いてみようと事務所に行ってみて相談をする。その時に、フィジーおもしろそうだと思いフィジーに決める。

だから話を聞きに行ってから実際に渡航するまでの期間は8ヶ月くらい。

12月には上司に退職の意向を伝え、4月に会社を辞めて5月に渡航。

フィジー語学留学3ヶ月半→オーストラリアワーキングホリデー11ヶ月→マレーシア滞在1ヶ月半→途中ベトナム旅行5日間→日本帰国

その後の流れはこんな感じ。

僕が感じた日本と海外の違い

ここからは1年4ヶ月間、海外を転々としながら住んでみて僕が感じた日本のいいところ、海外のいいところとか、どうでもいいようなことを簡単に書いていきます。

以下での【海外】とは僕が見た海外のことなので、あしからず。


海外に行って住んでみることで、SIMカードの知識がつく

日本に浸透しつつあるけどまだまだ浸透していないSIMカードの知識。海外では大手携帯会社もSIMカードを販売しており、プリペイド式でデータを購入できるのでかなり便利。

海外旅行に行くときには、ポケットWIFIを持っていく人が多いと思うがSIMカードをその国で購入することが出来るようになれば、それだけでかなり海外旅行の費用を抑えることが出来る。

詳しくはまた別記事で書こうと思う。


日本食といえば、寿司かラーメン

外国人の日本食のイメージが寿司ORラーメンという事実。

肉じゃがとか、とんかつとか、、、、他にも何かあるだろ。


ドラゴンボールの認知度がすごい

外国人も漫画・アニメが好きな人がたくさんいて、日本の漫画・アニメはやはりすごい人気。その中でもドラゴンボールの認知度がすごい。

ワンピース、ナルト、ブリーチあたりはだいたいの人が知っていたが知らない人もいた。しかしドラゴンボールを知らない人がいなかった。恐るべし鳥山明。


海外では雨が降っていても傘をささない人が多い

日本だと朝から天候を気にして折り畳み傘を持って出かける人も多いと思うが、海外では傘をささない人が多い。最初は理解できなかったが、慣れてしまえば、まあ傘はあったらいいけどなくてもなんとかなるな、と思うようになる。

意外と雨に打たれるのも気持ちがいい。


普通にお金をくれと言われる

フィジーでもオーストラリアでもお金をくれと話しかけられることがあった。フィジーはよく言われた。といってもだいたい$1か$2。フィジーである日子供にお金をくれと言われた。

子供:「うち貧乏なんだ。お金がほしい。」
僕 :「いくらほしいの?」
子供:「$50」
僕 :「・・・」

この時は一瞬思考回路が停止した。


日本のコンビニと外食産業ってすごい

24時間空いてるコンビニ。日本のコンビニの温めるだけで食べれるコンビニ弁当のクオリティが高すぎる。
海外のコンビニにはこの値段・クオリティのコンビニ弁当はない。

あと吉野家やすき家などの牛丼チェーン、あれは奇跡。

外食産業で思うのは、外食時の値段をもうちょっと上げていいから従業員の給料上げた方が経済回りそう。


日本は人が多すぎ

タスマニア:7人/1㎢
東京23区:15,000人/1㎢

オーストラリア:2千4百万人
日本:1億2千7百万人

数字はだいたいね。でも多すぎ。


外国人は表情が豊か

海外では田舎にいることが多かったからだけかもしれないが、町を歩いていて笑顔の人をよく見かけた。
日本語って言葉に感情がこもらないことが多いから、しゃべっていても無表情に近い人が多い気がする。その点英語は、言葉に感情がこもるから話すときは笑顔だったり怒っていたり、悲しんでいたりと表情が豊か。


オーストラリアのキャッシュレス化がすごい

オーストラリアではキャッシュカードにデビット機能がついていて、田舎のコンビニみたいなところに行ってもだいたい使える。だから現金を持ち歩かなくていい。

しかもスーパーのレジで現金を引き出すことが出来る。

この点に関してはかなり便利で、日本でいうおさいふ携帯的なノリ。これがかなり浸透している。


海外のピザは安くてうまい

フィジーなんかは特にピザがかなりおいしい。物価が安いということもあるが、フィジーで食べるピザはかなりおすすめ。

物価の高いオーストラリアでもピザは安い。


海外は老人が元気

オーストラリアで凄く感じたのは、老人が元気ということ。観光地に行っても山を登っていても、海に行っても、カフェに行っても、とにかく老人がかなりアクティブだということ。

そして老人ホームとかで集まってしゃべるんじゃなくて、その辺のカフェで見知らぬ老人同士で話が盛り上がっている風景を何度も見た。


なんだかんだグーグルマップが最強

海外では日本車がかなり多く走っている。しかし、日本以外でナビが使えないからみんなグーグルマップか、マレーシアではWazeというアプリを使っている。

そして日本に帰ってきて車のナビを使うが、迷子になることが多いからやっぱりグーグルマップが最強。


ワーキングホリデーをするならやっぱり英語を少し勉強してからの方がいい

まあよく言われることだが、僕の場合はワーホリの前にフィジーの語学学校に通っていて、日常会話はある程度話せるようになってからワーホリが始まった。

そのおかげで外国人と話す機会が増えたし、オーストラリアの生活も困らなかった。
英語が話せないと、他の日本人に頼ることになってしまうし(それが悪いとは思わないが)、せっかくなら少しくらい話せて日本人がいない環境で異文化体験をするのもワーホリの醍醐味だと思う。

ワーホリ期間中に英語力を伸ばしてからでも遅くはないが、新鮮な気持ちのうちにした方がなんとなく楽しい気がする。


運転のマナーの悪さはどこも同じ

日本も海外も運転マナーの悪い人は多い。


やはり外国人はフレンドリー

外国では日本にいる時よりも一期一会が多い。出会って話してバイバイ、みたいなシチュエーションが結構ある。

向こうが笑顔で話しかけてくるから打ち解けやすいというのはある。


Wifi環境が日本は悪すぎる

日本のカフェに入ってもWifiが使えないところがほとんど。旅行客からしたらこの点に関しては最悪だと思う。

マレーシアではマッサージ店ですらフリーWifiが使えるというのに。


海外の人は年齢をあまり気にしない

これは海外に行ってみて本当にそう感じた。外国の友達と年齢の話って全然しなかったのと、相手の年齢を知ったからといって接し方や態度が変わるなんてことは一切なかった。

日本のように年齢を気にするのも全てが悪いとは思わないが、年齢なんか関係なくやりたいことやればいいと思うし、自分もそうあろうと思う。


海外での仕事は弱肉強食

能力がなければクビになる。でもめげずに他のところで頑張ることが大事。


他にもいろいろ思い出して追記していきます。

海外生活を終えて~まとめ

会社を辞めて自分のしたいことをしようと海外に行って、全く後悔がありません。もちろん海外での生活が楽しかったということもあるけど、一番良かったのは、自分の考え方が広がったこと。そして休日の楽しみ方を覚えたこと。何のために働くかということを自分なりにしっかり考えてみたことなど、人生の楽しみ方を覚えたのが一番大きい。

外国の人と話をするときってあんまり否定的なことって言わないし、言い合いになってもこちらの意見はちゃんと尊重してくれるんですよね。もちろん違うと思ったことは違うと言いながらもその考え方は間違っているみたいないい方は絶対にしない。これは自分の中ではすごく見習うべきところだなと思うし、日本にずっと住んでいたら気づかなかったことに気づけたことは今回の海外生活の収穫かなと思う。