公開日時:2017年9月28日 最終更新日:2018年11月6日
こんにちは。
HIKKUです。
日本に帰国後、拠点を大阪から東京に移しました。
まずやったことが就職(転職)活動。
就職活動を始めて、わずか3週間で僕がどのように仕事を見つけたか、就職活動を進めたのかを書いていこうと思います。
今回は僕のように、
- 企業勤め経験あり
- ワーキングホリデーor留学で1年~2年海外生活
- 日本に帰って来て企業へ就職
ということを前提にお話ししたいと思います。
目次
転職活動のスケジュール
いついつまでに職に就きたいのか、これを決めることは大事です。一般的には3ヶ月~半年の準備期間がいると言われています。
しかし、これはあくまで色々と自分の進路を考える期間を含めてこのくらいかかるということです。実際の就職活動(説明会に行ったり、面接に行ったり)の時間は短い方がいいです。モチベーションの問題です。もちろん最初に立てたスケジュール通りにいかないこともあるかもしれませんが、就職・転職活動をだらだらするのは本当におすすめしません。理由は後述します。
冒頭で3週間で仕事を見つけたと書きましたが、実際の就職活動期間です。
その前には自分がどのような業界に行きたいか、どのような仕事がしたいかなどは決めていました。
ここは就職活動をする前に考えておくことをオススメします。
それはなぜかというと、ここで何でもいいという風になってしまうと就職活動の軸がなくなってしまって、面接時にハッキリと自分の意見が言えなくなってしまうからです。
僕は約1年間のワーキングホリデーの終盤には、日本に帰ってからはこういうことをしたい、というのはボンヤリとですが考えていました。
就職活動を始めるにあたって転職サイトを活用しよう
- ビズリーチ
- キャリアトレック
- リクナビnext
の3つのサイトを僕は使っていましたが、年収に重きを置いていない人はキャリアトレックとリクナビnextで十分かなという感じはします。
転職サイトはたくさんあってそれぞれに特徴があるので、とりあえず登録してみて、自分に合っている、使いやすい、と感じたサイトをメインに使っていけばいいと思います。
転職エージェントを活用しよう
基本的にどのサイトに登録しても、
・企業からの直接オファー
・提携エージェントからのオファー
という2つのタイプの知らせを受けとることになります。
企業からの直接オファーで自分の気に入った企業があればいいですが、なかなか自分の希望している企業からオファーを受けとるのはかなりの運が必要です。
なので基本的には提携エージェントからのオファーを活用するようにしましょう。
エージェントを活用するメリットとして、企業とのやり取りを全て代行してくれるので、管理が楽です。書類の提出や面接の日程等全てやってくれます。
提携エージェントを選ぶ際に気を付けること
提携エージェントにはそれぞれ一長一短があります。
大手エージェント
- 求人案件が多い
- 良くも悪くも、とにかくこちらの条件にあった会社の求人を出してくれる
- 電話面談がメインのところが多い
中小エージェント
- 求人案件は大手に比べて少ない
- こちらの希望条件を聞いた上で、求職者の適性を考慮した求人を紹介してくれる
- そのため、紹介できる案件がないということもある。
- CAとRAを同じ担当者が行っているところが多い(※1)
- 対面での面談がメイン
※1.RA(リクルーティングアドバイザー/法人営業)、CA(キャリアアドバイザー/個人営業)
このように、大手と中小のエージェントでは職を手に入れるまでのプロセスが違ってきます(必ずしも上記の特徴が当てはまるわけではありません)。
そこで僕がエージェントを選ぶ際に気を付けたのは、次の2点。
②担当者が紹介してくれる企業のことを良く知っているかどうか
①面談時間をしっかりとってくれるかどうか
これは重視した方がいいです。エージェントは求職者にスカウトを打ったり、企業と擦り合わせたり、色々と多忙です。個人と企業で複数案件持ちながらやることが多いです。
でも(嫌な言い方かもしれませんが)正直そんなこと求職者には関係ありません。求職者は転職の助けを求めてエージェントに相談しているのですから。
前述の通りエージェントは多忙ですが、中には1時間でも2時間でも求職者の話を聞いてくれて、キャリア相談、転職相談にのってくれるエージェントはたくさんいます。
一方、中には10分~15分だけ求職者の要望を聞いて、求職者の志向と企業の求める人材など関係なく、受かりそうな企業を充てるだけの、本当の意味でマッチング精度が悪いエージェントもいます。
正直10~15分でその人の志向がわかるはずがない!これは断言できます。もし10~15分話を聞いてあなたにはこの会社が合っていますというエージェントがいたら、それは職務経歴書を見てこの企業の条件と合っていると、それだけで企業を紹介していると見て、別のエージェントを探すのがいいでしょう。
2.紹介企業のことを良く知っているかどうか
僕は自分の志向と企業の求める人材が合っている求人を紹介してほしいから、エージェントを活用しました。
というのも、条件面が合うだけの転職は双方不幸になるケースもままあるからです。
例えば、
- 条件は合うけど、企業の体質、文化が合わない。
- 自分の希望する部署と違った。
企業の文化や体質はエージェントがよく企業のことを知っていたら事前にわかることだし、希望する部署にいけるかどうかなんていうのは、契約の段階でエージェントと企業で握れる話です。
裏を返せば、エージェントが企業のことをよく理解していて、人事担当者と握れていればこういうミスマッチは防げる、ということです。
こういうミスマッチを防ぐためにも、エージェントは企業のことも求職者のこともしっかり理解していないといけない。
条件面が合うだけでマッチングをしているエージェントは避けるべき理由です。
これらを踏まえておすすめの人材エージェントがこちら。
- JAC Recruitment
- マイナビエージェント
こちらおすすめの理由として、通常リクルートなどの大手人材紹介会社の社員はRA(リクルーティングアドバイザー/法人営業)とCA(キャリアアドバイザー/個人営業)に分かれています。
社員さんはもちろん努力はしていますが、個人側と企業側のスタッフ間の意思疏通が取れておらず、企業と個人のマッチングがうまくいかないケースも多いのも事実です。
その点、JAC Recruitmentは大手人材紹介会社でありながら、1人1人の担当が個人と企業の両方を見るので、マッチング精度が高く、さらに大手というだけあり、求人サイトには載っていない、いい求人案件を多く持っているのが特徴です。
JAC Recruitmentは売上規模でリクルートエージェント、DODAに次いで、業界3位でありながら、RAとCAが一緒という人材大手の中でも稀有なエージェントです。さらにJAC Recruitmentグループは、現在日本、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、中国、韓国、香港、ベトナム、インド、英国で転職支援サービスを提供しているため、ワーホリ帰りで外資系企業に勤めたい、英語を使った職に就きたい、グローバルで活躍したいという人にとっては最適のエージェントだと思います。
マイナビエージェントはRAとCAが分かれてはいるものの、転職までの徹底したサポートが魅力的です。特に東京・神奈川・埼玉・千葉における優良企業の求人が豊富で、企業の人事・採用担当と太いパイプを持っており、20~30代の転職サポートに強みを持っているエージェントです。職務経歴書の添削や、面接対策などのサポート、全国各地に拠点を持っているところも魅力的です。
ここで一旦おさらい!
- 転職活動を進めるにあたり、まずはスケジュールを決めましょう。
- 就職活動を円滑に進めるために、転職サイトに登録しましょう。
- 転職エージェントを活用しましょう。
これが転職活動を円滑に進めるための絶対条件です。あと半年以内、あと3ヶ月以内に転職したい!という人は最低限上記やってみてください。
転職サイトも、転職エージェントも無料で登録できます。
職務経歴書、履歴書の準備
企業に応募するにあたり、職務経歴書と履歴書の提出が必要です。
職務経歴書とは今までどのような会社で働いていて、どのような業務をしていたか、どのような実績をあげたか、自己PR(自分の強み、具体的数字を盛り込んだ実績、仕事に対する取り組み方や考え方等)、資格、スキル、語学力など、職務経歴書という名の通り、前職で得た経験や実績の経歴書です。
職務経歴書は一から自分で作るのは大変だと思うので、リクナビ会員限定の職務経歴書作成フォームを使うととても便利です。このフォームは、必要項目箇所を埋めていくと自動的に経歴書の形に出力してくれるものです。
僕も職務経歴書に関してはこのフォームを使いました。さらに職種別のサンプルもあるのでそれも参考にすると便利です。
履歴書は高校からの履歴を書きます。
履歴書では自分のPRポイントや武器などを簡潔に書くことが大事です。
エージェントを活用するときなどは、志望動機はここに書かなくても大丈夫ですが、面接時にはしっかり答えられるように準備はしておきましょう。
海外経験や、そこから得たものなど、これは自分のPRポイントだということを書くといいと思います。
職務経歴書、履歴書作成時のアドバイス
自己PRや志望動機がうまく書けない。。。という人も多いと思います。
そんな時は、まず紙とペンを用意してください。頭で考えていても考えはまとまりません。
用意したら次のことを考えて、紙に書いていってください。
- 何が出来るか
- 5年後や10年後の未来に自分がどうなっていたいか、どのようなスキルを身に付けていたいか
- そのために何をしなければならないか、何が必要か
- 何で前職を辞めたのか(前の会社のよかった点、悪かった点)
- そこからどのように考え、どのような職に就きたいと思ったか
- 以上のことから、なぜその会社を志望するのか(その会社でどうなりたいのか、何を得れるか、ビジョンや会社の考え方に賛同できるか)
を書き出しましょう。
この作業をすることで、自己PRや志望動機は書けるようになります。
自分でやってもうまくまとまらないという人は、エージェントに手伝ってもらうのも有効です。
エージェントはこの辺りプロですので、自分は何が得意か、強みは何か、弱みは何か、志望動機は何か、自分の考え方の軸になっているものは何かということを言語化するお手伝いをしてくれます。この言語化する、というのがなかなか難しいので、自分でやってみて行き詰まったら、エージェントに手伝ってもらいましょう。
面接の準備
行きたい企業も決めて、履歴書、職務経歴書も作成して志望動機も考えたら次は面接です。
面接では聞かれることはだいたい決まっています。
例として、僕が聞かれたことを挙げておきます。
- 自己紹介を1分で
- なぜその企業を志望したのか
- なぜその業界じゃないとだめなのか
- 将来どうなっていたいか(この会社で何を得たいか、どのようなスキルを身に付けたいか、どうやったら身に付くと思うか)
- なぜ前職を辞めたのか
- 前職でどんな実績をあげたか(エピソードを踏まえて)
- 転職活動はどのくらいしているか
- 海外にどのくらい行っていたか
- なぜ海外に行こうと思ったか
- 海外でどんなことをしていたのか
- 海外経験から何を得たか
- 幼少時代はどんな子供だったか
- 大学ではどのような活動をしていたか
- 学生時代の就職活動はどうだったか
- 学生時代の就職活動は何を軸にしていたか
- なぜ前職の会社を選んだのか
ざっと思い出せるだけでもこの辺は聞かれました。20代の留学、ワーホリ後の転職活動は恐らく同じような事を聞かれるのではないでしょうか。
全部用意しておく必要はないかもしれませんが、僕と同じような状況の人は、
- なぜその企業を志望したのか
- なぜその業界でないとだめなのか
- 海外経験から何を得たか
- 将来どうなっていたいか
この辺りは用意しておいた方がいいと思います。30分程でいいので、一人で練習するか誰かに面接役をやってもらって練習しましょう。
僕はWordでまとめて30分ほど練習しました。この30分の練習をするかしないかで面接でしっかり答えられるかどうかというのが変わってくるので、必ず練習しましょう。
さいごに
あとは面接に適した服装で面接に挑むだけです。面接は相手が自分を見極める場であると同時に、自分もその会社を見極める場であると思います。
もし仮に志望企業に落ちたとしても落ち込むことはなく、絶対に他に自分にあった企業というのが存在します。そもそもその会社で働いたこともなくて、自分にとっていい会社かどうかもわからないのに落ち込む必要は全くありません。
面接には常に「自分を落とすと後悔するぞ」という気持ちで挑むのが一番です。あくまで気持ちの面でですが。
今回は留学、ワーホリから帰って来た後の転職活動について書きましたが、通常の転職活動でも通じるところはあると思います。
僕は語学留学、ワーキングホリデーに行って日本での転職に不利だとは全く思いませんでした。大事なことはその経験をいかにうまくアピールするかです。ワーホリは就活に不利ではなく、絶対に武器に成りうると思います。
「ワーホリ、留学に行きたいけど帰って来てからの就職活動が不安だ」という人はそんなこと全然気にしなくていいと思います。
自分のしたいことをして、海外でいろんな経験を積んで新しい考え方を得て帰ってくれば、再就職は難しくありません。是非上記のことを実践して、ワーホリ後の転職を有利に進めてください。