【オーストラリア】ワーキングホリデーセカンドビザ取得条件とは?年齢制限引き上げは見送りも、サードビザが取得可能に!

公開日時:2017年2月28日 最終更新日:2019年12月26日

ワーキングホリデーをしていると必ず耳にするのがセカンドビザという言葉。

・セカンドビザとは何なのか?
・そもそもワーキングホリデーってどういう制度なの?
・セカンドビザの取得条件は?
・ワーキングホリデーって何年間有効なの?
・ワーキングホリデーでよく聞くファームって何?

セカンドビザのことだけではなく、今回はオーストラリアのワーキングホリデーやセカンドビザについて、そしてファームについて紹介します。

ワーキングホリデーとは

ワーキング・ホリデー (英語: Working Holiday)とは、2国間の協定に基づいて、青年(18歳〜25歳または30歳)が異なった文化(相手国)の中で休暇を楽しみながら、その間の滞在資金を補うために一定の就労をすることを認める査証及び出入国管理上の特別な制度である。
注:Wikipediaより

休暇や異文化交流を目的としながらも、海外で生活するためにもお金は必要だからその国で働くことを認めるよ。というビザです。

ワーキングホリデー人気国


日本ではワーキングホリデーは1980年からスタートし、その協定を結んだ初めての国がオーストラリアなんですね。ビザが比較的取りやすい国ということもあってオーストラリアはワーキングホリデー先で一番人気です。

日本はオーストラリア以外にも十数ヵ国と協定を結んでおり(2017年6月18日現在)22か国(2019年5月3日現在)と協定を結んでおり、オーストラリア以外にはカナダ、ニュージーランド、なども人気の国です。最近では、南米のチリや、北欧アイスランドとも協定を結んだみたいですね。

イギリスなんかは毎年1~2万人近くの応募があって毎年発給されるビザの数がたったの1,000人分ですのでこれまた人気です。しかも年に二回、数日間の応募期間がありそこから抽選で決まるので倍率はかなり高めです。

ワーキングホリデービザの有効期間と対象年齢

ワーキングホリデービザは交付されてから1年間有効です。要するにビザを取ってから1年以内にその国に行けばOKです。そしてビザを取ってから初めてその国に入国した日から数えて1年間はその国に滞在することが出来ます。

1年以内であればいつでも日本に帰ったり、オーストラリアに戻ってきたりしても大丈夫です。

現在はどこの国も18~30歳までと決められています。これは31歳の誕生日前までに申請すればOKということです。なので31歳の誕生日の前日に申請~31歳になってビザ交付~ビザ交付から1年以内の32歳で渡航、これもOKです。ギリホリと言われる方はこの方たちですね。

これがオーストラリアでは2017年の税制改定とともに年齢制限も引き下げられ35歳までワーキングホリデーに来ていいよ、となったので実質37歳まではワーホリに来れるということです。

オーストラリアの年齢制限引き上げとサードビザに関して

35歳までワーキングホリデーが出来るという話はどこかにいってしまいましたが、3年目もオーストラリアでワーキングホリデーが出来る「Third Working Holiday Maker (WHM) visa program」が2019年7月1日より施行されることが決まりました!
詳細はオーストラリア政府のHPで↓
HP: Changes to the Working Holiday Maker visa program

ワーキングホリデーでの仕事


ここはみなさん気になるところだと思います。

オーストラリアで人気の仕事と言えばやはりカフェ。オーストラリアはカフェの文化があり、世界中からオーストラリアのバリスタ学校に来て勉強をし、ローカルのカフェで働くという人が多いです。

他にも、

  • オーペア(ベビーシッターの仕事)
  • マッサージ
  • 工事現場
  • レストラン
  • 運送関係
  • お土産やさん
  • ファクトリージョブ
  • ファームジョブ
  • WWOOF(ウーフ)(給料はないが食事込みの住み込みで農業や牧場を手伝う仕事)

等も人気です。

オーストラリアに絞って言えば、ワーキングホリデーで仕事をするならやっぱりオージー達と一緒にローカルのお仕事をして日本人がいないところがいい、と最初は誰しもそういう気持ちでいます。

しかし現実は厳しく、違法賃金で働かされるジャパニーズレストランやクリーニング(ホテルの清掃)で働いている日本人はかなり多いです。

これはなぜかというと、まず一番は言葉の壁。日本でもそうですよね、日本語があんまり出来ない外国人を雇ってくれるレストランやショップ、企業ってあんまりないですよね。なので日本でも牛丼チェーンやコンビニで働いている外国人が多い。あんまりしゃべらなくていいから。オーストラリアでも一緒です。

じゃあ全く英語を話せなかったら海外で現地の人や他の国の人たちと一緒に仕事は出来ないのかというと、そうではなく、ファームであれば英語が苦手な日本人でも働けます。ファームは日本人だけのところもあれば(あんまりない)、欧米人、東南アジア系が多くいますので、そこで友達を作りながら一緒に仕事をすることが出来ます。
ですので、英語は苦手だけど他の国の人たちとも働いてみたい!という人は、ファームからスタートするのもアリだと思います。

もう一つの理由は、ジャパレスやファーム以外の仕事は、仕事の探し方が友人のツテであったり日豪プレス見てたらたまたまゲットできたみたいな人がほとんどで、中にはローカルの仕事をゲットできるまで履歴書を配りまくる苦労人もいたり、有効な探し方がまだ確立されていないからです。

これは何か情報があったら教えてくれると嬉しいです。

セカンドビザの取得条件


ここからはセカンドビザの取得条件について述べていきたいと思います。

そもそもセカンドビザとは何でしょうか?

オーストラリアは広大な大地のために、いろんな気候帯が存在します。そこで各地で年中作物を育てていますが実際に働き手が足りていません。そこで農業などの指定業種で一定期間働いてくれれば、もう一年ビザを延長してもいいですよというオーストラリア政府の措置です。

そのための条件とはこちら

  • 1回目のワーキングホリデービザ期間中に指定地域、指定業種で88日間以上働くこと。
  • 1回目のビザ同様31歳になる前に申請しなければならない。

ざっくりこのルールを覚えておけば問題ありません。
上の指定業種とは漁業や農業、建設業や鉱業などです。
働く前にセカンドビザの指定場所かどうか聞けば教えてもらえますので安心してください。

セカンドビザ申請

セカンドビザの申請には1263フォームが必要です。
1263フォームとはこの職場でいつからいつまで在籍して何日間働きましたよ、という証明です。だいたいは職場をやめる時にオーナーか係りの人に紙を渡して直接書いてもらって持って帰って保存です。

他にもペイスリップ(給与明細)や銀行の残高証明なども必要な場合もあります。これは人によって提出を求められたりいらなかったりするみたいなので、絶対必要というわけではないと思いますが用意しとくのが無難です。

申請方法に関してはこの↓サイトでかなり詳しく説明してくれています。

>>MY FIRST STEP まだ知らない自分に出会うために

申請はオーストラリア国内でも国外でも可能ですが、ビザの受け取りは申請した国でないといけないのでそこは注意してください。

まとめ

ワーキングホリデーで海外に来ると色んな国の人と出会い、色んな国の文化を知ることが出来ます。
オーストラリアに限って言えば、2年もそのチャンスがあります(今後は3年)。
せっかく覚悟を決めて日本から飛び出したのであれば、そこで色々な経験を積んで、楽しい人生を送ったり、いつか外資系企業で働いたり、そのまま海外に移住したり、みんな何かしら目標を持って来たのだから、その目標に向かって頑張ってほしいです。