更新日:2020/6/21
日本人にはあまり馴染みのないモスク。
モスクとはムスリム、イスラム教のお参りする時の礼拝堂みたいなものです。
特に仏像のような対象物はなくただただその場で礼拝を行うためだけの場所です。
今回はクアラルンプール近郊にあるブルーモスクに行った時のレポートです。
目次
世界遺産~世界で4番目に大きいクアラルンプールのブルーモスク
ブルーモスクはクアラルンプール近郊にあるマレーシア最大のモスクです。世界遺産にも登録されており、世界で4番目の大きさを誇るモスクです。驚くべきはその大きさだけではなく、何といっても外観や内装の豪華さ!外観を見て終わりではなく、中に入って内装も楽しみながら礼拝を体験してみることもおすすめです。
ここマレーシアのブルーモスクというのは通称であって、本当の名前はMASJID SULTAN SALAHUDDIN ABDUL AZIZ SHAH(スルタン・サラディン・アブドゥル・アジズ・モスク)というめちゃめちゃ長い名前。(現地の人はこの名前覚えてるんかな?)
ブルーモスクの営業時間
土曜日~木曜日 9:00-12:30,14:00-16:00,16:45-18:30
金曜日 9:00-12:00,14:45-16:00,16:45-18:30
拝観料などはなく無料で観光できます。
ブルーモスクに行くときの服装
モスクというと、何か礼服みたいのがあって服装間違えたら入れないんじゃないかって心配になりますよね。
でも大丈夫!観光地になっているだけあって、どんな服装で行ってもOKです。
現地の受付で女性は青色のローブとスカーフを貸してもらえるのでそれを着ます。ムスリムの人がよく着ているあれです。みんなめっちゃ暑そうにしてたので、中は薄着で行くことをオススメします。
男性も言えば貸してもらえますが、僕は女性しか借りれないと思っていたので、Tシャツ、短パンというなんかとても勿体ない恰好で回りました。途中で男性も借りれることを知りとても後悔。。。
中は土足ではあがれず、靴下か裸足で歩き回ることになります。マレーシアは気温が高く大体暑いと思うし、床は大理石の床なので裸足がおすすめ。
では早速見ていきましょう。
ブルーモスクを体験
ブルーモスクの敷地へ入る入り口。
ここを通り抜けていくと
最初見た時は、その大きさ、ひと際目立つ青色の装飾がなされた上部に目を奪われること間違いなしです。
正面から見るのも良いですが、外観はどの角度から見ても楽しめ、太陽の光が反射して青色のモスクが輝いて見えます。せっかくなので色んな角度から見てみることをオススメします。
外観を堪能した後は受付へ。
地元のムスリム達はどこからでも靴を脱いで入ることが出来ますが、観光客である私たちはこの受付で名前や人数などをノートに記入してからでないと入ることは許されていません。
ノートに記入した後は、係りの人が来るまで待ちます。
そしてなんと、無料のガイドさんがつきます。
中は勝手に動き回ってみて回ることは出来ません。モスクの中にも、入っていい場所ダメな場所があって、ムスリムのルールを知らない人が勝手に動き回られるのを防ぐためでもあります。
待っている間は中のコンビニでお土産でも見ながら待ちましょう。
暑いのでジュースを買って飲みながら待ちます。
青を基調とした内装が豪華すぎて感動
しばらくするとガイドさんが来てくれるので一緒に回ります。
このタイミングでローブなど借りることが出来ます。
これが全体図。見た目より全然大きいですよ!
ここは礼拝堂へと続く階段
ここで礼拝の前に手や足を洗って清めるのだそう。
ここは男性用で女性用は別の場所です。男子トイレもこの横にあります。
階段を上がると礼拝堂が見えてきますが、その前に白い柱とこの天井がすごい!
ずっと見ていたら引き込まれそうな天井。
ここが礼拝堂。とても広くて天井とかもすごい豪華な造り。
収容人数も約2万4千人とめちゃめちゃでかい!
ここでは礼拝の仕方や1日に5回礼拝するんだよ~とかいろいろ教えてもらえます。
ちなみに5回のうち礼拝する長さとかは違うらしく、朝の礼拝は短いのだそう。理由は「朝は忙しいから、仕事にも行かないといけないしね。」とのこと。マレーシアの人時間にルーズな人が多いから少し笑った。
礼拝堂の前の方は男性、後ろが女性用のスペースみたいで、なぜ分かれているのか聞くと、「人が多い時は礼拝のスペースがとても狭くて目の前に女性がいると集中出来ないからね!」これにも笑った。
1階は男性用、2階は女性用です。
金曜日は1階は男性専用フロアになるらしく、女性は2階に行かないといけないみたい。
シャンデリアやステンドグラスもとっても豪華!
別アングルからの礼拝堂。
外国からの観光客はだいたい年に1万6千人ほどいるみたいです。その内なんと、9千人が日本人!ぶっちぎりで日本人観光客が多いと言っていました。
日本人にはモスクが馴染みがないから多いのかもしれないですね。でも来ることでムスリムの理解は深まると思います。
礼拝堂の説明が終わると外を少し歩きます。
この外に四つ立っている塔、いったい何なのでしょう?
どうやら昔、この中でも礼拝をしている人はいたそうです。でも数年前にこの塔の中でどこか骨折した人がいるらしくて、それ以降立ち入り禁止になったそうです。
多分塔の中でテンション上がった人が遊んでいて骨折したんだろうな、と思うと。。。(笑)
礼拝前のサイレンはこの4つの塔から発信されているそうです。
ここは結婚式場。
申し込めば日本人でも使用していいみたいなので、興味のある方は是非。
最後はこの通路を通って中を少し案内してもらえます。
図書室。モスクの中に図書室があるなんて想像していませんでした。
他にも教室があってフリークラスをしていたり、町の人が集まる公民館みたいな造りです。
これで入り口に戻って終了です。
所要時間は1時間弱くらいなのでサクッと回れます。
最後に全然冷えてないペットボトルの水も貰えますよ!(笑)
帰りはタクシーを呼ぼうとしてくれますが、Uberを呼んでいたので断りました。
ブルーモスクへの行き方
KLセントラル駅からの行き方です。場所はクアラルンプール市内からは少し外れてシャーアラムという地区にあります。
電車で行くと2時間くらいかかります。この行き方は正直オススメはできません。
オススメの行き方はUberを使って行くことです。Uberであれば約30分で行けて、片道20RM前後です。日本円に換算してもだいたい1,000円~1,500円くらいで往復できます。
Uberの使い方はこちら→マレーシアでの移動はUberで決まり!Uberの使い方完全ガイド
まとめ
マレーシアのブルーモスク、僕はモスク自体行ったのが初めてだったのでとてもきれいで豪華で感動しました。海外にいる間はフィジーでもオーストラリアでも、ムスリムの人が周りに多かったので、ここに行ったと言ったら自慢できそう(笑)
観光客の半分以上が日本人ということにも驚きでした。日本人がモスクに行く感覚って、日本に来た外国人がお寺や神社に行く感覚と似ているのかなと思いました。
場所もクアラルンプール市内からそんなに遠くないので、マレーシアの観光におすすめです。