今回は、思わず魅入ってしまうおすすめインド映画を紹介します。
インド映画と言えば、1本当たりの上映時間が長い、いきなり歌と踊りが始まる、映画の途中で休憩が入ることで有名ですが、近年のボリウッド(インド映画のこと)はハリウッドよりも製作本数も興行収入も多いことで知られています。
たくさんありすぎて一気に書けないので、どんどん追加していく予定です。(2021/5/23更新)
ピザ!
ピザ!は、インドの都市、チェンナイのスラム街に住む男の子たちが、自分たちの住む町に出来たピザ屋のピザを何としてでも食べるために、あらゆる手段を尽くすインドのハートフルコメディ映画です。
自分の町に見たこともないうまそうな食べ物屋がやってきた!主人公の男の子たちはチーズが伸びるその食べ物を何とか食べようとお店に行きますが、スラム街の子供とわかるや門番に追い返されてしまいます。この少年たちはどうやってピザにたどり着くのか、そしてピザを食べた少年たちのはじめてのピザの感想は?
インドのカースト文化が垣間見られたり、この少年たちのような子も実際にいるんだろうなと少し悲しい気持ちになったりもしますが、そんな中でも強く優しく生きる少年たちに勇気がもらえるハートフルな作品で、個人的にはインド映画の中でも特に好きな作品です!
キャスト:Periya Kaaka Muttai(J Vignesh)、Chinna Kaaka Muttai(V Ramesh)
邦名:ピザ!、洋名:Crow eggs、印名:Kaaka Muttai
現在配信されているピザ!
- ピザ!(2014)
パッドマン 5億人の女性を救った男
パッドマンは、発明家アルナーチャラム・ムルガナンダム(実在の人物)が女性の生理用品を衛生的且つ安価に作る機械を製造するまでの実話をもとにした作品です。
主人公のラクシュミカントは、妻が汚れた生理用品を使っていることを知り、薬局で高価なナプキンを買い、妻にプレゼントしようとしますが断られます。男性がナプキンに携わること自体が禁忌とされている社会で、ラクシュミカントはなんとか妻のためにいつもきれいなナプキンを使ってほしいと、周囲にも反対されながらこの課題に取り組みます。
実在の人物アルナーチャラム・ムルガナンダムが発明した機械で作ったナプキンは、実際に市販のナプキンの3分の1以下のコストで作ることが出来、アルナーチャラム・ムルガナンダムは2014年には「世界で最も影響力のある100人」に選ばれるなど、すごい功績を残した人物でもあります。
テーマ的に男女で一緒に見ると気まずいかも、とかそういう作品ではなく、男性も知識として知っておくべきことなのと、困難や社会的問題に立ち向かっていく彼の姿は胸にくるものがあるので是非見てほしい作品です!
キャスト:ラクシュミカント・チャウハン(アクシャイ・クマール)、パリー・ワリア(ソーナム・カプール)
邦名:パッドマン 5億人の女性を救った男、洋名:Padman
現在配信されているパッドマン
- パッドマン 5億人の女性を救った男(2018)